博多座歌舞伎2週目

はい。すっかり虜になったわたくし、前回見たのが夜の部だったため、昼の部も見なくちゃ!!と思い立ち、昼の部「天竺徳兵衛新噺」を観にいきました・・・・・つーかこちらのほうが亀治郎さんの魅力が余すとこなく感じられる演目でございました。

「新噺」(いまようはなし)というだけに序幕では主役の天竺徳兵衛が異国に行ったときの話を船の船員に聞かせるんだけど「韓国は博多から高速船で行けて、ちゃんぐんそくが日本の女性に大人気で」とか歌舞伎の口調で話してるのがおもしろかったwそれでこの演目だけなのかもしれないけど1人で7役ぐらいこなしてらっしゃってw殺されて幽霊になった「小平次」とその小平次を殺した女房の「おとわ」の早変わりときたら・・・・さっきまで幽霊だったのに、消えたかと思ったらおとわが出てきて・・・・マジックショーみたいで目が回りそうでした(やってるほうが目が回る?)

そして衣装の豪華さと、花道での大見得を切る場面(と言うのかな?)の錦絵のような美しさに見とれて見とれて一瞬のまばたきもできない具合でした(いやまばたいてたけどさw)
ただ私の席は1階の一番後ろだったため、宙吊りの場面の役者さんの顔が見えないのは残念でした。

話の内容はあんまり良くわからなくてあれ?解決せずに終わり?ちゅう感じだったんだけど、最後のそれこそ「大団円」は全員揃っていてほんに美しい絵画のような場面でした。

歌舞伎は大好きな「日本の美」がすべて凝縮されているようで、しかも気軽に観にいけるので・・・・すっかり心奪われてしまいました。
6月も博多座は歌舞伎ってことで、あの!!!鬼の平蔵!!!中村吉衛門さんの舞台だっつーんでよぉぉぉぉ!!
これはぜひとも観にいきたいと心に決めました。

そのうち歌舞伎座行くと言い出したら重症ですw(てか歌舞伎座改装中ですねw)

以下写メ日記
昔からこういう旗で「誰誰が出てるよー」とお知らせしてたんでしょうね。


亀治郎さんの天竺徳兵衛

こういうパネルだと伝わりにくいな〜。ホンモノはもっともっと粋でかっこよかった。

これぞ幕の内ww

坂本舞台とかで休憩中に弁当食べるとか全く概念がなかったけど(中日劇場ではみんな弁当食べてたけどw)こういう食事も含めて歌舞伎の楽しみなんですね。全然敷居なんか高くなかった。