今年初のダイアリー

なんかどっか行ったときの旅行記のみと化してきた当ダイアリですが・・・・私の趣味だからまぁいいですよね・・・・

歌舞伎にハマって以来、どーしても新猿之助丈の「義経千本桜川連法眼館」通称「四の切」が観たくて・・・・正月元旦から大阪でやってると聞いたら行かない手はなく。1日目に夜の部観て2日目に昼の部を観るというスケジュールでコテコテのザ・大阪、道頓堀に行ってまいりました。

つーわけで食い倒れ記と観劇記をつらつらと・・・・
初日
昼前に新大阪着。御堂筋線で直接なんばまで行けるけど、梅田に寄り道。
ルクア内「だるま屋」へ
「ソースの二度漬けお断り!」のアレですね。

一人串かつ初体験w「お飲み物は〜?」と聞かれ生ビールを頼まないといけないという強迫観念にかられ、思わずビールを頼んでしまう。今ビールなんて飲んだら夜の観劇に差し支えるでしょーが。(といいつつ飲む)
この串カツが非常に衣がサクサクで軽くていくらでも食べられる感じ。特にお餅とプチトマトは衝撃のウマさ。一緒に頼める「ドテ焼き」もおいしかったです。

さらに調べていたルクア内の某高級チョコレート専門カフェに行こうとしたが、店の前のメニュー見てあまりの高さに目ん玉飛び出るドリンクだけで1200円とか・・・・!雰囲気的にもここは私の来るところではないと思い、別階のカフェでなんぞ珍しげなタルトに挑むwカフェの雰囲気的に写真は撮れず。しかしおいしいけど重かった・・・・

お腹も満足ですし、さてなんば・道頓堀へ移動。

「♪包丁一本さらしに巻いて〜」の舞台「法善寺横丁」
といってこの曲はここの部分しか知らないです。
この看板の字は藤山寛美が書いていて、反対側の看板
の字は桂春団冶・・・・というのをはじめて知りました。

コテコテの大阪２連発wかに道楽撮りそこねた〜!

さてメインイベント、
「寿初春大歌舞伎」すっかりハマってしまった猿之助丈の襲名披露公演夜の部である。

今日知った豆知識

歌舞伎役者さんを「○○丈」というのは「丈」って「だけ」とも読めるから昔から役者さんのご贔屓が「○○さんだけ贔屓してるのよ!」という意味だそうで、「猿之助丈」というのは「猿之助さんだけよん」という意味になるらしい。昔の人もミーハーだったのねと感心しました。「坂本昌行丈」とか言ってもいいのだろうか。

さて夜の部演目は

・操り三番叟
松羽目もの。お人形役の翫雀さんが操り人形のように踊るのだけどお人形のように踊るということを昔の人が考えたというのに感動した。ほーんとにお人形が操られてるようでした。

・小栗栖の長兵衛
中車さん主演の新歌舞伎。吉本新喜劇みたいな笑いありの楽しいお芝居。中車さんは違和感なく(私の素人目)自然に演じてらした印象。それにしても春猿さんはいつみてもキレイ。話の内容は村の嫌われものが明智光秀らしい落ち武者を竹やりで刺したことがわかり秀吉からご褒美もらえるとわかった途端嫌われ者がちやほやされるという大変わかりやすいお話。

・口上
襲名披露口上。家によって裃の色が決まってるそうで、市川家は宗家と同じ柿色。髪型もちょんまげがピンと立っていて他の家の方とは違う。皆さん一人ひとりあいさつする間もずーーーっと手をついていてあれは疲れるだろうなとw

幕間休憩のお弁当はキムカツとの再会!!まさかここで出会えるなんて。東京にしかないと思ってました。
昼食べ過ぎたので軽く、キムカツサンドでw(十分お腹いっぱい)

・義経千本桜　川連法眼館 (四の切)
お待ちかね〜。これが観たくて大阪へ。テレビでも一回観たけど生の舞台をどうしても観たくて。ケレンといわれる歌舞伎の技と狐を演じる猿之助さんのかわいらしさ!と親孝行な狐のお話と・・・見所たっぷりの舞台なのです。最後の宙乗りがまたすごくて。2階1列目の花道真上だったので宙乗りの猿之助目の前!!さらに花吹雪の中真上を飛んでいきまして、会場中がどよめき。「凄いーーーー」と大拍手の中猿之助さんもう一度舞台へ。あまり観ることができないであろうカーテンコールwああかっこよかった・・・・!花吹雪はもちろん拾ってきてこのような形にw

四の切　話の内容は簡単に言うとかくれている源義経の元に佐藤忠信という家来が２人もやってきて!最初に来たホンモノは裏切り者か?と疑いをかけられ、後からきた静御前に付き添っていた忠信が実は静が持っている初音の鼓の皮に使われてしまった狐の子が忠信に化けて鼓恋しさに静に付き添っていたという。

静に問い詰められたニセ忠信はついに狐の本性を表し、親孝行せぬまま両親の狐と別れてしまい哀しすぎる。しかしホンモノの忠信に迷惑をかけてはいけないとここを立ち去る決意をするんだけど、なかなか立ち去れない。すると奥で聞いていた義経が自分も肉親の情に薄かったため、狐忠信の話をきいて同情。初音の鼓を狐忠信に授けるのです。

狐忠信は鼓をもらって大喜び。お礼にと、今晩悪法師たちがこの館を夜討ちしようとしいてるので、狐の通力でもってやっつけますと悪法師たちを呼び寄せやっつけます。
そして狐忠信は鼓を手に帰っていくのです・・・・

２日目はまた明日・・・・