歌舞伎観劇2日目

明日といいながら一週間ほど間があいてしまいましたが・・・
2日目は昼の部を観劇しました。

ちなみに私の歌舞伎知識はド素人レベルなので随所かなり間違ってると思われます。先に深くお詫びもうしあげます〜〜

昼の部の前に道頓堀をフラフラ

大阪じゃドン○ホーテに観覧車?が設置してあるんですなぁ。

川沿いが遊歩道のように整備してあって街中のゴミゴミとした雑然とした感じと対照的でした。

さて、ホントは昼の部は観る予定にしてなかったのだけど出し物の中に「義経千本桜・吉野山」という昨晩観た「義経千本桜・川連法眼館の場」に入る前のお話が演目であり、これも猿之助さんが「狐忠信」を演じるということで観ることにしました。

昼の部の演目は

一、正札附根元草摺

曽我ものといわれる舞踊。歌舞伎ではかなりよく名前が出てくる曽我五郎さんと舞鶴さんの舞踊です。鎧の草摺という部分を引き合うちゅうお話?舞鶴さんは女なのに大力の持ち主なんだそうで。華やかな踊りでした。

ニ、毛抜

歌舞伎十八番の荒事。右近さんが主役の粂寺弾正で〜。お姫様が髪の毛が逆立つという奇妙な病気にかかってしまい、弾正さんが解決するというお話。推理ドラマみたいでおもしろかった〜。お姫様の奇病の原因を探るとき手にした毛抜と刀が踊りだすんですが毛抜が大きいのがおもしろい。結果「江戸時代にそれがあったの!!」というびっくり仰天な?意外な結末。
そして右近さん初役とのことで最後花道下がる前に「いずれもさまのおかげをもちまして身に余る大役を・・・」とアドリブらしきセリフも入り、ちょっと胸熱。

三、吉野山

四の切前のお話になる舞踊。静御前義経を追い、忠信と共に義経のいる吉野山へ向かいます。途中静は忠信を見失いますが、初音の鼓を打つと忠信が現れます。この忠信こそ狐が化けたほうの忠信であります。静は義経をおもかげを追い踊りだします。静役は人間国宝!坂田藤十郎。80過ぎた方なのに、若々しいんだよねぇぇぇ。
忠信はもちろん猿之助さん。
静が忠信を義経と思って恋慕う踊りをするんですな。途中お雛様のように静と忠信が並ぶんだけどこのシーンは名場面だそうで、大向こうからは「ご両人!」と掛かってました。なるほど〜。
ただしこの舞踊が若干退屈でうとうとしかけたのは内緒で。

しかし最後は忠信がぶっかえりという衣装が一瞬で変わる技を使い、忠信のお侍姿から狐にかえって花道を狐六法で下がっていくラストシーンはさすがでした。猿之助さんの狐はほんとかわいいw(・・・・って猿之助しか観たことないが)

四、楼門五三桐

猿翁・中車、初の親子共演!ってことで話題になった作品ですが〜猿翁さん休演のため、猿之助さんが代役。
中車さんが天下の大盗賊石川五右衛門を演じます。山門の上で煙管をくゆらしながら「絶景かな絶景かな」という場面は有名ですね。
そこへ五右衛門さん実は真柴久吉(豊臣秀吉のことなんです)に討たれた大明国の遺児であるという血染めの遺書を白い鷹が運んできてそれを読んだ五右衛門は仇を討つと決意したところへ久吉登場。秀吉のパブリックイメージをひっくり返す、実に爽やかないでたちw互いに仇がいると五右衛門は手裏剣を投げつけますが久吉はひしゃくで防ぎます。
んで「さらばーさらーばー」とそこでは対決せず別れる・・・という前後をかなりはしょりすぎててもうわけわからんの話でしかも15分ぐらいで終わっちゃうのね。

古典歌舞伎の傑作とのことで、やはり素人目にも中車さんもう一歩ーーーーー!!って思いましたが、そりゃ47歳にして初歌舞伎だもん最初から完璧にできるわけないわな。

昼の部最後も猿之助さんと中車さんのカーテンコールでした。

あー大事な幕間の弁当ですが、写真撮るの忘れた〜wwうにといくらがたっぷりのった釜飯弁当をいただきました^^
んまかった〜。

しかし松竹座は弁当のシステムが非常に不便でw開演前に予約しといて幕間に1階ロビーまで取りにいかないといけないというw客席は3階から始まるから往復が大変。
というか博多座が便利すぎるのだろうか〜。博多座の開演前からお弁当やお土産を必死で売る感じが好き。

さて昼の部終わりましたらあとは帰るのみ。

大阪土産の定番を購入。赤福大好き。

大阪っちゅうか伊勢の名物だけど・・・・w(名古屋に行っても売ってますな。)

6月の博多座でも狐忠信が観れたらいいなぁぁぁぁーーー。